複数の XML ボキャブラリ (XHTML, MathML, SVG など) が混在した文書
W3C では便宜上 Compound Document Format (CDF) と呼ぶ
img
要素による
GIF
画像のインライン表示をサポート、Web が一気にポピュラーに; HTML 2.0 で正式サポートapplet
要素が登場、HTML 3.2 で正式サポートobject
を採用むやみに HTML を拡張するのではなく、XML を基盤として様々なボキャブラリを組み合わせる ⇒ HTML も XML 複合文書の一要素 (XHTML) に
XHTML の object
、SVG の
foreignObject
、SMIL の
メディアオブジェクト要素群のように、外部のリソースを
URI
で参照することで複数のボキャブラリを組み合わせる
従来の HTML のやり方に近い; 比較的実現が容易
XML 名前空間の仕組みを用いて複数のボキャブラリを直接混在させる
XML 複合文書の本格的な標準化はまだ始まったばかり — 積極的な参加を!
要旨
XMLに基づく技術はさまざまな分野への普及が進んでいるが,実際には単体利用が多く, XMLが本来兼ね備えている複数のマークアップ言語を組み合わせて利用する環境は,整備されていない。 そこでW3CではさまざまなXMLベースのマークアップ言語を組み合わせて利用する「XML複合文書」の標準化活動を開始し,解決すべき課題に取り組んでいる。